お洒落社長
PRESIDENT
ごあいさつ
お直しに恋をする
この歳になってやっと、お直しは面白い、出来上がりが待遠しい、出来上がった次の日には直した洋服を着て町に出かけている。そんな、女に恋をしたような新鮮な気分を味わっています。
元々私はおしゃれを楽しむような環境に育ってなく、洋服の専門学校もでていません。
32年前、知人が関西ではじめた洋服直しの仕事が繁盛していまして、知人から「お前は関東で、始めたらどうだ」とアドバイスをもらい、アン・コトンがスタートしました。
私は洋服を知らない分、知らない強みで店をどんどん増やして、失敗しました。最盛期80店近く出店していましたが、いまは47店、小粒でもぴかっと光る店に落ち着きました。
いまの私の関心ごとは、1店1店の内容を濃くしていくこと。
“笑売半畳”をキャッチフレーズに、半畳の小さな店でも、お客さまと一緒に笑顔が絶えないサロンにしていきたいと考えています。
お直しも時代とともに変わっていきます。 お客さまの求めるものは「寸法直し」から「テーラリング」に向いています。
ある目白のお客さまからは、ご主人の転勤を機会に、海外のパーティーに出かけるドレスを作りたい。着物でドレスを作ったらどうだろうとご相談がありました。さっそく神田川沿いの湯のしやさんにお願いし、着物を解いて反物にして、シルクを縫う技術者が洋服を作り上げました。アン・コトン初めてのチャレンジ。海外のパーティーでは、着物ドレスはあちらの方からワンダフルを連発されたそうです。
また洋服は年々販売が減少しているのに、高級ブランド品や高品質の洋服は依然売れているそうです。アン・コトンでも高級品のお直しには積極的に取り組んでいます。縁あって、銀座並木通りの老舗セレクトショップの催事には、当社がお直しを一括受注させていただいています。
お直しの内容は時代とともに変わっていっても、お直しの仕事は絶えることが無いように思います。絶えることが無いように、アン・コトンは変わっていきます。
幸い、洋裁という手仕事をのぞむ学生さんは増えています。研修環境を充実させれば、いまの技術は伝承されますし、新しい分野にもすすんで取組んでくれます。
未来に向けて、アン・コトンは技術をみがき、お客さまがわくわくする「でき上がりが待遠しい」と思えるようなお直しを目指していきます。
2015年10月 アン・コトン 代表 斎藤正
プロフィール

一週間コーディネート
リメイクや補修したものを長くご愛用でお洒落です。
ファッションの参考にしてはいかがでしょうか。

Day 1

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